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鍼灸師について

心身ともに疲れたときに行う東洋の治療法。
それが鍼灸です。

その鍼灸を行うのが鍼灸師と呼ばれる人たちで、その鍼灸師になるには国家資格を得なければなりません。
では、その鍼灸師の国家資格とはどのようなものなのでしょうか。

この記事では、その実態についてみていきます。

(鍼灸師の資格)
鍼灸師と書きましたが、実際には鍼灸師という資格はありません。
では、本当はどのようにいうのかというと、厚生労働省はこの資格は「はり師」と「きゅう師」に分けています。
では、何故鍼灸師と呼ばれるかというと、この2つの資格には試験内容が重なる部分があり、片方だけでなく両方とって活躍している人が多いためにそのように呼ばれるようです。

この資格を取得すると、「はり師」「きゅう師」としての医療業務が行える免許を取得できます。
また独立して鍼灸院を開設するに当たって、保健所に申請することが出来ます。

海外、例えば中国などで鍼灸師としての資格を保有していても、鍼灸師の場合には鍼灸治療をすることは認められていません。


(就職)
鍼灸師の就職は大きくわけて次にようになります。

1.独立

2.自由診療の治療院

3.保険診療の治療院

ですが、まずこれらに触れる前にひとつの問題を認識しておかなければなりません。
それは鍼灸師の人数です。

実は視覚障害者用の専門学校を考慮してもその数は多くはありませんでした。
しかしながら2000年前後に専門学校が3倍以上増えたために、その卒業生の数も、そして鍼灸師の国家試験合格者の数も急増しました。

これは裏付けのある増え方であればいいのですが、例によって規制緩和の一環で鍼灸学校を作りやすくなったためにこのようなことになってしまいました。

そのために、せっかく鍼灸師になっても働き口がなくせっかく学んだ3年間の知識と技術が無駄になってしまうという人が大勢いるのが現状です。

したがって、そういった鍼灸師にとってどうしても鍼灸師を職としたいのであれば1の独立開業より他ないという悲しい事実があります。

もちろん、独立した場合には条件のよい立地であれば半数以上が年収1,000万円以上という統計もありますので、-ばかりではないのですが。

そして2の自由診療の治療院ですが、保険がきく保険診療の治療院のほうが繁盛しそうですが、保険が適用された場合には多くの制限がかかってしまうからです。
その特徴の一つが3分診療です。
この時間内に薬や治療などのアドバイスをするのは困難といえるでしょう。。

ですから、じっくりと患者を診たい、将来自分も鍼灸院を開院したいと思うならば、自由診療の治療院は多くを学べます。
ただし、求人の口があまりなく給与水準も月給10~15万円と低いところからスタートすることがデメリットです。

最後に3つめの保険診療を行う治療院ですが、自由診療に比べて患者数が多く、一人一人に当たる時間が少なくともたくさんの症例をみることが可能です。

また、給与水準も自由診療より高いので安定した生活がもてます。
ただし、こちらも自分が開院したときに保険診療のみの経験では経営、集客等々のノウハウがないのでそれがデメリットとなります。

(関連団体)
社団法人 日本鍼灸師会
日本全戸奥のはり師、きゅう師をまとめる業界団体です。

財団法人 東洋療法研修試験財団
厚生労働大臣の委任のもと国家資格であるはり師、きゅう師の資格試験に関する業務を一括で引き受けています。